ライフスタイル

限られた時間で何をする?人生の選択や優先順位決めで後悔しない考え方

トラベラーズモルト

トラベラーズモルト

便利WEB編集部の中心メンバーの一人で、普段は都内のIT企業にてマーケティング関連の仕事をしている会社員。高校時代は怠けすぎて理由なく通信制高校に通うなど遊び優先の性格。現在の趣味は旅行とウイスキー。ペンネームは某ジャパニーズウイスキーのブランドっぽい響きにしたが、好きな銘柄はスプリングバンク10年。

以前、介護施設に勤務している知人から「年を取って引退してから「あれをやろう、これをやろう」と色々計画する人がいるが、体が動かなくなったりすぐに死んでしまうことも普通にあるから、やりたい事はなるべく今すぐにやったほうが良い」という話をされたことがある。当人は入居者の老人から言われた話のようだが、実際に高齢者と仕事でかかわっているとその通りだと感じることは多く、非常に納得したらしい。

これは自分も同意見で、人生において使える時間は限られているので、やりたいことがあるなら迷わずやったほうが良いし、人生には面白いことや刺激が必要だと常々思っている。しかし、人間は何かと理由を付けてやりたい事を後回しにしたり、何をやるべきかという人生の優先順位付けで思い悩むことが多い生き物だ。

これは、そんな人生における優先順位の選択で後悔しないための話だ。

やりたい事を1つに絞る必要はない|なるべく多くのことができる道を探せばいい

人生において様々な選択肢に直面した際、多くの人々がどの道を選ぶべきか迷うのは自然な現象である。特に、複数の選択肢が存在する場合、その中から優先順位を決めて一つを選ぶことは容易ではない。しかし、こういったシーンこそが、柔軟な考え方を求められる瞬間である。選んだ1つ以外の他の全ての選択肢を捨てる必要はなく、複数の道を探求することで新たな可能性が見えてくるし、そうしていいのだ。

私たちはあらゆる選択において、「この選択を取れば、他の選択肢は失われる」といった思考に縛られることが多い。そして、それは重要な選択に際してより顕著になる。しかし、実際には一つの選択に縛られる必要はない。さまざまな選択肢を同時に考慮することで、より豊かな時間や経験を得ることが可能である。例えば、やり方さえ工夫すれば、仕事と趣味を本気で両立させることは十分に実現可能な選択肢といえる。

最も重要なのは、他人に人生を委ねるのではなく、自らの意思で選択を行うことだ。そして、自分が望む人生を実現するために選択肢を広げることが必要である。法律や倫理に反しない限り、私たちは自由に選択を行い、その結果を受け入れることができる。自分自身が人生の舵取りをするのだと心に刻めば、より充実した人生を送ることが可能になるだろう。

人生における優先順位に迷った際には、可能性や選択肢を一つに絞るのではなく、取れる行動の幅を広げることを考えるべきである。自分の人生は自分のものであり、他人の期待や基準に縛られない選択を行うことが、より充実した人生へとつながるのだ。

迷ったらより楽しい思い出になる選択肢を選ぶ|人生は思い出作りの旅路

死を迎える際にお金や物を持ち去ることができないことを考慮すると、最後に残る人生の価値は思い出のみであり、人生は思い出を刻んでいく旅路だと捉えることができる。これは人生の選択に悩んだ時に役立つ重要な考え方と言えるだろう。

例えば、旅行に行くかどうか悩んだとして「行かなかった場合、後になって行く機会を逃し後悔するかもしれない」「行くことで素晴らしい体験や出会いが待っているかもしれない」と考え、「思い出を作るのはどちらか」という基準で判断をすれば、私たちはより自由かつ積極的に行動することが可能になる。無理な我慢から自分を解放すれば、できることの幅はもっと増えるはずだ。

なお、人生においては喜びや楽しみだけではなく、失敗や後悔もまた貴重な思い出となる。悩んだことも時間の経過と共に思い出として色あせていくものだ。それらの経験は私たちを成長させ、次の選択に生かすことができる重要な教訓となる。したがって、どのような選択をするにせよ、その結果がどうであれ、最終的には一つの思い出として私たちの人生を豊かにしてくれる。

自分が納得できる選択をすることが大切|自分を救うのは過去の自分

人生は、目には見えないものの様々な記憶が刻まれた無形の石碑のようなものである。その表面には、私たちの思い出や経験が刻まれている。だから、できる限り多くの思い出を作ることが重要だ。それは、他の誰かにその美しい姿を自慢話として他人に見せるためではなく、自分自身の人生を振り返ったとき、様々な思い出を思い出して豊かな人生を歩んだと心から満足できるからだ。

私たちの人生には、さまざまな出来事や人との出会いがあり、それらは私たちの心に深く影響を与えて刻まれていく。嬉しさや悲しさ、楽しさや辛さなど、全ての経験が私たちの一部となり、無形の石碑に色を加えていく。こうした思い出は時には他人と共有される一方、人生の最後まで自分の内面で静かに輝き続ける。

振り返ってみると、特に印象に残る出来事は単なる思い出以上の意味を持つことがある。それらは、私たちの成長の糧となり、未来の選択に影響を与えるのだ。辛い時に助けてくれるのも、実は過去の自分の経験や思考である。たとえ困難な状況に直面したとしても、過去の楽しい出来事が私に活力を与え、前に進む勇気を与えてくれる。

そのため、日々の中で小さな冒険を見つけたり、新しい経験を積んだりすることを大切にするのが良い。友人との楽しい時間や自然の中で感じる静けさ、初めて挑戦することによるドキドキ感など、それぞれの瞬間が人生の一部となり、我々が持つ形を持たない石碑をより美しい、多様な思い出に富んだものにしていく。人生は一度きりであるからこそ、その瞬間を大切にし、思い出として残す選択を積み重ねていくことが、より充実した人生へとつながるのではないだろうか。

迷ったらやりたい事をすることが最良の選択肢|自分の心に忠実であれ

多くの思い出を大切にしながら生きることを考えた際、様々な選択肢に直面してやりたいことが不明瞭になったり、選択に迷うこともあるだろう。そのような状況において重要なのは、自分自身がモチベーションを持ち続け、やりたいことを追求することだ。この姿勢こそが、人生において最も素晴らしい思い出を作るための要素となる。

特に学生時代は、自由な時間が豊富であり、自分の興味や関心に基づいた様々な活動に挑戦できる貴重な期間である。この時期に本当にやりたいことに取り組むことで、将来振り返ることができる大切な思い出や経験が形成されるのだ。例えば、友人と共にサークル活動に打ち込むことで得られる絆や、趣味に没頭し達成感や満足感を味わうことは、単なる結果を超えた価値を持つし、趣味といえるほど確固とした興味関心が無くとも、その時に興味があることに全力で取り組めば、それは素晴らしい記憶となる。

また、社会人としての生活においてもこの考え方は変わらない。仕事や責任に追われる中で、やりたいことを後回しにしがちだが、そうした環境でも自分の情熱を忘れないことが極めて重要である。心から楽しめる活動を見つけることで、仕事のストレスを和らげ、人生に彩りを加えることが可能だ。例えば、週末に趣味のための時間を持つことでリフレッシュし、日常生活に新たな活力をもたらすことができる。

やりたいことを大切にする姿勢は、人生の質を高めるだけでなく、自分自身をより深く理解する手助けにもなる。真に好きなことを見つけることで、自己成長や人間関係の深化につながり、豊かな人生を築くことができるだろう。したがって、学生時代でも大人になってからも、自分のモチベーションを大切にし、やりたいことに挑戦し続けることが、人生における最高の思い出を作る秘訣だ。

自分の人生を守ることは忘れるな|人生の選択の責任は未来の自分に降りかかる

なお、一度きりの人生とはいえ、やりたいことに没頭しすぎて人生を危うくするような選択をしてしまうことは避けなければならない。

例えば、貯蓄をせずに現在の資産をすべて使い切る行動は非常に危険である。目の前の楽しみや欲望に流されるあまり、将来の安定や安全を犠牲にすることは避けるべきだ。人生において、自分の決断や行動の結果は最終的に自分が背負うことになるため、自己責任を意識することが不可欠である。

したがって、やりたいことを楽しむ一方で、自分の生活を守る行動も忘れるべきではない。やりたいことと人生を守ることのバランスを考慮し、極端な行動を避けた中庸の選択を行うことが重要だ。これは、楽しむことと責任を持つことの両立を意味する。自らの人生を守りつつ、豊かな経験を積むことが、真の幸せにつながるはずだ。

  • この記事を書いた人

トラベラーズモルト

便利WEB編集部の中心メンバーの一人で、普段は都内のIT企業にてマーケティング関連の仕事をしている会社員。高校時代は怠けすぎて理由なく通信制高校に通うなど遊び優先の性格。現在の趣味は旅行とウイスキー。ペンネームは某ジャパニーズウイスキーのブランドっぽい響きにしたが、好きな銘柄はスプリングバンク10年。

-ライフスタイル
-