クレジット信販業界で働くうえでの必須資格といっても過言ではない、クレディッターこと「クレジット審査能力検定制度」に最短合格するための勉強法を、一発合格した信販業界の中の人が解説していきます。
また、あらゆる資格試験対策の王道たる過去問の入手方法についても複数紹介しています。
日本クレジット協会の資格の中では初級の位置付けながら、気を抜くと落ちるのがクレディッターです。それなのに、落ちると社内で呆れられます。
そこで、効率的かつ万全の対策で試験を突破して、来年には後輩をちょっとした思い出話と共に励ませる存在になるべく行動しませんか?
この業界のどこかにいる、同じ道を通り、同じ不安を抱えていた同業者として、この記事がお役に立てれば幸いです。
基礎知識|合格基準と出題傾向&出題形式

| 合格基準 | 70点/100点満点中 |
| 主な出題範囲 | クレジット業界の現状 クレジット業界の関連法令 審査の実務 審査資料の読み解き方 |
| 出題傾向 | 過去問&事前課題をアレンジした設問が目立つ |
クレディッターの勉強法を知るにあたって、合格基準と出題範囲、出題傾向は最低限把握しておきましょう。
合格基準は100点満点中70点以上の取得です。出題範囲は、一言で言えば信販業界の与信審査で行う一連の業務に必要な知識全般です。クレジットカードのみならず、割賦販売の審査に必要な知識も問われます(=包括信用購入あっせん、個別信用購入あっせんの両方が試験範囲)。
また、出題傾向として過去問や受験にあたって必要な事前課題の一部を改変した問題が目立ちますが、それ以外の部分や、テキストの章末問題にも含まれないテキストに記載のみがある場所からも出題されるので油断は禁物です。
クレディッターの過去問の入手方法とは?

過去問を解くのはあらゆる資格試験対策の定石です。
クレディッターの過去問は書籍化こそされていませんが、いくつか入手経路が存在しますので紹介します。
1.【公式】日本クレジット協会の配布|直前まで貰えないのが難点

例年、クレディッターの運営元である日本クレジット協会より、受験者を対象にしたクレディッターの過去問がメールにて配布されています。これが一番正規のルートです。
受験者全員がもらえるので確実性が高い一方、試験日が近づかないと手に入らないのがデメリットです。また、基本的に昨年度の過去問しか手に入りません。
2.会社の先輩に貰う|一昨年以前の問題の入手手段

大抵のクレジット信販業界の企業にはクレディッターの受験者が毎年居るので探せば持っている人は見つかります。よって、社内の人から貰うのもおすすめの入手経路です。
特に日本クレジット協会が配らない一昨年以前の過去問の入手方法においては一番確実な方法になります。
3.フリマアプリで購入|テキストと一緒に返る場合アリ

常に見つかるとは限らないのが難点ですが、メルカリをはじめとした各社のフリマアプリにはクレディッターの過去のテキストが出品されていることがあります。
このテキストと一緒に過去問を買える可能性があるので、社内で入手するアテがない方にはおすすめです。
クレディッターの勉強法とは?|効率重視でランキング

クレディッターの確実な最短合格を目指す方が押さえておきたい効率的な勉強法を、実体験に基づいた重要度のランキングでご紹介します。
先にご紹介した過去問が有用なのは事実ですが、それだけでは十分な対策とはいえませんので、ぜひ参考にしてください。
なお、望ましいことではありませんが、本番当日を目前に控えた一夜漬けの受験者の方が優先順位付けをするのにも活用いただけます。
1.過去問をやりこむ|可能なら数年分を解こう

最重要の試験対策は、やはり過去問を解くことです。
クレディッターの問題は過去問や事前課題の試験問題をアレンジしたものが多く見受けられることは先述しましたが、事前課題より難易度が高い本番と同じレベルの問題を解けることからも過去問の重要性が一番高いと判断しました。
また、過去問は事前課題と違い解答が配布されないため、テキストを読み込みながら自分で答え合わせをすることでも学習できるというメリットもあります。
一夜漬けで試験を乗り切ろうとしている人を含め、過去問には必ず取り組みましょう。
2.事前課題の試験問題をやりこむ

過去問の次に重要性が高いのが、試験申込にあたって必須となる事前課題の試験問題を復習することです。
こちらは解答が存在するので、問題を解き、答え合わせをして復習する一連のサイクルを効率的に回せるのがメリットです。
さらに、問題数が多いことから過去問でカバーしていないトピックの問題が解ける、テキストの章末問題より格段にハイレベルなので本番を見据えた対策になりうるという利点もあります。
過去問と合わせて事前課題のやり込みも必須です。
3.公式テキストを読み込む

過去問と事前課題と比較すると重要性は下がりますが、確実に合格したい人は公式テキストを隅々まで読み込んでおくべきです。
クレディッターはそれなりに必要な知識量が多い資格であるため、過去問も事前課題も公式テキストの章末問題も全てのトピックをカバーしてはいません。よって、テキストを読んでいないと完全に初見のトピックの問題に遭遇するリスクがあります。
4.公式テキストの章末問題を解く
クレディッター公式テキストの章末問題は2周すれば十分というくらいの印象で、優先順位は高くありません。
過去問や事前課題より問題の難易度が低く、それでいて各章の内容を隅々まで網羅していません。最低限押さえておきたいポイントを把握する以外に特に役立たないため、章末問題に時間を割くのはやめましょう。
番外編ー自分の信用情報を開示して読んでみる

与信審査の実務経験がない方におすすめの、余裕があればやってみると良い勉強法です。
クレディッターのテキストに信用情報の読み方の解説は載っていますが、馴染みが薄いものなので、実物を見るほうが理解しやすいはずです。
自分の信用情報はネットでCICに開示請求すればすぐに手に入ります。費用も記事執筆時点で500円とお手頃なので、与信審査未経験者の方はやってみると良いでしょう。
なお、信用情報機関には「日本情報信用機構(JICC)」と「全国銀行個人情報センター(KSC)」もありますが、JICCは消費者金融といった貸金業者、KSCは銀行系のローンなどの使用経験がないと情報がありません。受験者の方に一番馴染み深いのは携帯の分割払いやクレカかと思いますので、CICへの開示請求がおすすめです。
なお、同じ要領で、興味本位で実際にカードやローンを申し込んでみることはやめましょう。これらは信用情報に記載されますので、利用の意思がない申込をするのは控えるべきです。
時間がない人が最低限やるべき勉強のポイントとは?

ここでは、試験当日まで時間がない方に向けて、最低限やっておきたい勉強のポイントを解説します。
1.過去問と事前課題は最低限解いておく

一夜漬けを含む、試験当日が目前に迫った方が最低限やっておくべき対策は過去問と事前課題の解き直しです。一番実戦に近い難易度の問題が出ますので、丸暗記するつもりで繰り返し解きましょう。
両方解く時間すら無いのであれば過去問を優先することをお勧めします。解答が配布されないので、解答して自分でテキストを読みながら答え合わせをする一連の流れで記憶を定着させやすいことが理由です。
2.テキストを可能な限り読み込む

時間がないと過去問に走りがちですが、時間を調整してテキストを一通り読む時間も設けることをお勧めします。
過去問や事前課題が網羅できていない領域もテキストには記載があります。一度読んで全部覚えられるわけではありませんが、一切聞き覚えがないよりは聞き覚えがあるほうがマシです。
未知の領域を作ってしまうようなヤマを張る勉強はしないようにしましょう。
【まとめ】スケジュールに余裕を持った勉強が合格への近道
クレディッターを最短合格!

クレジット/信販業界に入ると会社から取得を求められることが多い「クレディッター(クレジット審査能力検定制度)」の資格。普段の仕事で忙しいあなたが、最短で一発合格するためのコツを、実際に一発合格した合格経験者が詳しく解説しています。
- 最短合格のための勉強法
- 過去問の入手方法
- 実際の合格難易度
- 出題範囲
クレディッターの試験対策で考えるべき「効率的な勉強法」は「間違った努力をしないコツ」です。とにかく勉強時間を削る方法ではありません。
日々仕事で忙しいかと存じますが、確実に合格するためにはスケジュールに余裕を持ち、コツコツ勉強を進めることをお勧めします。知らない知識が多いであろう、与信審査の実務経験がない方は特にです。
皆様の合格をお祈り申し上げます。