個人情報取扱主任者の合格体験記ー申込から合格までの流れ

クレジットカード業界や信販業界で働かないとまず見聞きしない民間資格である「個人情報取扱主任者」は、業界団体である日本クレジット協会が主催しています。この記事では、実際に合格した筆者が、個人情報取扱主任者の申し込み方法から受検当日までの流れと、受検当日の流れを詳しく解説していきます。

個人情報取扱主任者の申し込みは会社経由で実施

個人情報取扱主任者の受験資格は、原則として日本クレジット協会の加盟企業の従業員にしかありません（※会員企業の推薦があれば、業務委託先や関連会社等の関係者も受検ができるケースがあります）。よって、受検の申し込みは勤務する会社経由で行うことになるのが一般的で、筆者も会社の人事部を経由して申し込みました。

申し込み時期は例年4月～6月に行われているため、このくらいの時期に会社から案内が来るはずです。特に聞かされていない場合は会社に確認しておきましょう。

個人情報取扱主任者の勉強開始～合格までの流れ

ここからは、個人情報取扱主任者の資格を取得するにあたって、申し込み完了後から受検当日までの流れと合格発表の確認方法を解説します。

テキストを受け取る（会社で受け取りor自宅への郵送）

個人情報取扱主任者のテキストは市販されておらず、一般の書店などでは入手ができません。よって、初めにテキストを受け取る必要があります。

テキストの受け取り場所については、申し込みが完了した後にマイページから会員情報を設定して住所を入力する作業があり、ここで自宅受け取りにするか会社に送ってもらうかを選ぶことができます（※会社によっては一括してオフィスで受け取っているケースもあるため確認しましょう）。

筆者の場合は郵送で自宅で受け取りましたが、置き配もできました。

期日までに課題テストを提出し試験

個人情報取扱主任者の試験日を予約するためには、事前に公開される課題テスト（※何回でも挑戦可能）に合格する必要があります。

合格した後に振り返ってみると、この課題テストはテキストで答えを探しながらとりあえず終わらせてしまうのがおすすめと断言できます。これは、試験日の予約が先着順のため、早く予約したほうが予定が立てやすいことと、課題テストを何週も解き直すのがおすすめの勉強法である事が理由です。

個人情報取扱主任者の問題の難易度は本番＞課題テスト＞テキストの章末問題の順に簡単になるため、テキストに気合を入れて何度もテキストで勉強するより、早めに終わらせて課題テストの問題を把握したほうが得策と言えます。

※個人情報取扱主任者のおすすめの勉強法や過去問の入手方法に関しては以下の記事で解説しています。

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合格者が伝授！個人情報取扱主任者資格の効率的な勉強法と過去問の入手方法

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試験の予約を行う

課題テストに合格したら、試験の予約を行いましょう。会場でPCを使って各自で受験するCBT受験であるため、全国のテストセンターから日時を指定できます。

試験当日にテストセンターで受験

試験当日は、あらかじめ予約したテストセンターに予約した時間に行ってテストを受けます。手続きがあるため、遅くとも開始時刻の15分前には到着しておくようにしましょう。

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合格者が教える個人情報取扱主任者の試験内容&試験問題の特徴と出題範囲

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受検当日の詳しい流れは次項で解説します。

合格発表

合格発表はマイページ上で行われます。発表時期は例年、試験日程終了後の1ヶ月後くらいが目安です。筆者も、自身があったとはいえ、発表時はさすがに緊張しましたので、合格の表示を見た時はほっとしました。

合格していれば認定証をダウンロードできますので、印刷しておくとよいでしょう。

個人情報取扱主任者の受験日当日の流れ

個人情報取扱主任者の試験はCBT方式で行われるため、当日は予め予約したテストセンターに出向いて受験することになります。当日の受験の流れを詳しくご紹介します。

予約時間15分前までには会場に行く

個人情報取扱主任者を含め、テストセンターでの受験が初めての人にはなじみが無いかもしれませんが、カンニングやなりすまし等の不正防止の観点から、受付で本人確認をするなど、やることが多くそれなりに時間がかかります。よって、最低でも予約時間の15分前には会場についておくようにしましょう。

筆者は平日に受験したので15分前に到着して余裕で間に合いましたが、土日のように混雑が予想される場合はもっと早く行ったほうが無難です。

会場に着いたら受付を実施

会場では最初に受付をしました。この際になりすまし対策のため、身分証を使って本人確認が行われます。

ロッカーに私物を全部収納する

受付が終わったら、カンニング対策のため、ロッカーに行って私物をすべて預けます。ポケットの中身を殻にするよう指示されるので、財布やスマホなどの貴重品や身に着けている腕時計を含め、すべて収納するよう指示されました。

また、この後の再度の本人確認のため、身分証だけは持っていくように言われたので、免許証などの公的な身分証だけは出しておきましょう。

待合所に行って待機

ロッカーに私物を預けたら、会場に設置されている受験者の待機場所に移動します。係員の方に簡単に受験方法の説明を受けた後、受験に必要なものを渡されて会場に案内されるのを待つ形になります。

この時間、テキストやノートを最後に見直すことはできないのでご注意ください。

会場に案内されたら受験開始

会場に通されたら、説明を受けた通りPCにログインして受験開始です。貰ったメモ用紙は自由に使ってよいため、メモしておきたい事は遠慮なく書きましょう(※メモ用紙は持ち帰れませんので、自分が書いた答えをメモするとかは無意味です)。

なお、受検システムにも、あとからみなおしたい問題をマーキングできる機能がついているため、答えに迷う問題はどんどんチェックを入れて忘れず見直すのがおすすめです。

最後に｜対策は舐めずに万全に！

筆者は個人情報取扱主任者に一発合格しました。今思い返すと難しい試験では全くなかったのですが、ネットで調べても情報がほとんどなく、難易度がわからなかったのが一番不安でした。

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合格者が教える個人情報取扱主任者の難易度&合格率と勉強時間ー落ちた人っている？

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会社の先輩などからは「簡単だよ」という声もよく聞かされましたが、受検当日に「余裕で受かったな」という確かな手ごたえを感じられたのは数ヶ月間コツコツ勉強したからだと断言できます。簡単という話を真に受けて勉強しないと余裕で落ちるので、舐めてかからず対策は万全にされることをおすすめします。